先日、久しぶりにベートーヴェンのソナタを譜読みしました。
相も変わらず譜読みが苦手な私。
教員時代の生徒に教えてたやり方を自分でも実践して
「ああ、やっぱりこのやり方は間違いではない」と思ったので共有します。
知らない曲は音源を聴く
読譜力を磨くにはナンセンスだといわれそうですが、
早く譜読みをしなければならない。という場合はまずは、全体像をつかむために
音源を聴くことをお勧めします。
もちろん、楽譜を見ながら
①まずは楽譜を眺めながら音源を聴く
②楽譜を追いかけながら音源を聴く
③楽譜の先を見て音の予測をする。
④主旋律を鼻歌で歌う
⑤(管楽器など単旋律の人は)階名で音源で歌える。
⑥(管楽器など単旋律の人は)音程を正確に歌うことができる。
ピアノの場合は両手分を歌うことができないので主旋律を鼻歌で歌う程度でいいでしょう。
スローテンポで読む!
音源を聴いたり、知っている曲はどうしてもインテンポ(元の速さ)で譜読みや演奏を始めてしまいますが、これは我慢してください。
譜読みの段階では早くても倍(♩=120の曲ならば♩=60)に落とす
テンポの速い曲や、連符が多い、リズムが複雑だ
という場合は、必ずスローテンポでまずはさらいましょう。
しかし、テンポがゆっくりすぎると、裏拍がとりずらくなったりするので
その場合は8分音符=120 や 16分音符=80 等
分割することでリズムが取りやすくなっていきます。
スローのうちから両手でさらうことをお勧めします。
◎両手の場合は、この段階で一緒に譜読みしておくといいでしょう。
全部しなくていい。数小節単位で区切ってやろう
最初は順調よく譜読みができるのに、ちょっと難しくなったら急にやる気がでなくなる
そんなことはありませんか?
知っている曲ならなおのこと・・・。
これ、吹奏楽部のメロディ楽器さんあるあるですね。
ほぼほぼ、これは正確な譜読みができず、メロディ以外吹けない、弾けないんですよね。
知っている曲も知らない曲も
指がなじむまでは4小節まで!
難しい場合は2小節や1小節と区切って
2小節できれば次の2小節
それができれば4小節繋げてやってみる
指が迷子にならなければ次の小節へと進む。
すごく時間はかかる。
すごく嫌になる。
でもね
ある程度弾けるようになったのに、指が回らず
指使いを変える
いつもおんなじ所で止まってしまう。
強弱やアーティキュレーションを見落としていた
この後ほどの手間を考えると
スローテンポと短小節区切りは時間はかかるけど確実性は高いです。
ある程度のテンポまで上げることができれば
最初の手間は気にならなくなってきます。
まとめ
譜読みはめんどくさい。
読めるようになるまでは時間がかかる。
私は、初見でクラシックの曲がスラスラ弾けるほど
得意ではないですが
1日でソナタの譜読みが完了できるレベルでした。
生徒たちにも行ってきましたが
避けて通られへん道ならば
さらに遠回りせんでいいように
山であれ谷であれしっかりと楽譜に向き合いなさい。
数をこなせば、譜読みのレベルが上がるから。
リズムが苦手な生徒も
階名を読むのが苦手な生徒も
繰り返し嫌がりながらも取り組むと
ポップスもコンクール曲も比較的スムーズに譜読みできるようになった
と指導を始めて半年で言ってくれました。
根気強さがいる譜読みですが
読めるようになればなるほど
弾ける曲が増えますね。
豊かな音楽人生を★
コンクールを除き、簡易楽譜でも演奏可能ですので
弾きたい曲がある場合や
自分に合った楽譜が欲しいという方は
どうぞご連絡ください。
すでに販売しているものもあります。
リクエストも受けております。
ココナラ 簡易楽譜 簡易楽譜 楽譜作成します ピアノが苦手、初心者でも弾きたい!そんな楽譜を作成します。
コメント